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OKI

oki

アサンカラ(旭川)アイヌの血を引く、カラフト・アイヌの伝統弦楽器「トンコリ」の奏者。アイヌの伝統を軸足に斬新なサウンド作りで独自の音楽スタイルを切り拓き、知られざるアイヌ音楽の魅力を国内外に知らしめてきたミュージシャン/プロデューサー。

東京芸大工芸科鍛金卒業後、NYに渡り、映画やCMの映像プロダクションで美術制作アーティストとして活躍。のちに映画製作の美術監督として日本のプロダクションに招かれたのを機に帰国。 ところが映画プロジェクトの破綻とともに失業。暗澹たる気分で訪れた北海道で、親戚から偶然譲り受けたトンコリに次第に魅了されていき、以後、拠点を北海道に移してトンコリの製作法と演奏法を独学で習得。アルバム制作とライヴ活動をスタートさせた。

トンコリは樺太アイヌに親しまれていた5弦の琴。いわゆる日本の琴との共通点は全くない。オキはそのトンコリの限界と可能性の中で試行錯誤を繰り返し,これまでに1996年に発表したアルバム「カムイ コル ヌプルペ」から2011年の「Himalayan Dub」までアルバム10作品を発表。 また、アイヌの天才的歌手・安東ウメ子の2枚のアルバムと、最近ではアイヌの女性ヴォーカルユニットMAREWREW(マレウレウ)のプロデュースも手がける。

また、ここ数年オキが取り組んでいるプロジェクトの一つ「ダブ アイヌ バンド」では2005年以降、アジア、アメリカ、ヨーロッパなど世界各地をツアーし、世界最大規模のワールドミュージック・フェスとして知られる WOMAD(04年オーストラリア、06年イギリス、07年シンガポール)や、日本国内でも数多くの夏フェスに出演(FUJI ROCK、朝霧JAM、RISING SUN ROCK FES、渚音楽祭、SUNSET等)。

2010年にOKI DUB AINU BAND名義で発表した「サハリン ロック」が話題に。 2011年には同タイトルの内田直之とのダブミックス対決盤「Himalayan Dub」をリリースした他、 ランキン・タクシー & ダブアイヌバンド名義で発表した反核ソング「誰にも見えない、匂いもない 2011」が 各国のメディアで紹介される。またカナダの先住民系ダンサーとのコラボ舞台「ススリウカ The Willow Bridge」の日本公演(2012年/カナダ公演)、 影絵作家ラリー・リードとの新作影絵「アイヌ影絵」公演など幅広く活動。 2012年は沖縄民謡の唄者・大城美佐子との共作アルバム「北と南」のリリース、 また夏にはMAREWREW初のフルアルバム(プロデュース)も発売予定。

DUB AINU BAND

dubAinuBandPhoto

 カラフト・アイヌの伝統弦楽器『トンコリ』を現代に復活させたOKIが率いるAINU ROOTSバンド。電化したトンコリをベースとドラムで強靭に補強したヘヴィなライブサウンドに、アイヌに歌い継がれるウポポ(歌) の伝承曲やリムセ(踊り)、アフログルーヴ、レゲエ、ロック等が混在した越境DUBサウンドで人気を博す。主に海外フェスでのライブ実績を重ね、アルバム「OKI DUB AINU BAND」(06年)のリリースを機に日本上陸。

 メンバーはTonkori/Guitar/Vocalの“OKI”、Tonkori/Chorusと勇壮なリムセで脚光を浴びる北海道出身アイヌ“居壁 太”、もはや説明不要の日本が誇るグルーヴメイカー Drums“沼澤 尚”、THEATRE BROOK、blues.the-butcher-590213で圧倒的な存在感を放つ実力派ベーシスト”中條卓”、Little Tempo、Flying Rhythms等でも活躍する”天下一品の働くラスタ”ことDUBエンジニア “内田直之”。サポートメンバーにじゃがたら、MUTE BEATで活躍したキーボード奏者"エマーソン北村"。

 これまで世界最大規模のワールドミュージック・フェスとして知られるWOMADへの参戦をはじめアジア、アメリカ、ヨーロッパなど世界各地をツアーし、また日本国内でも数多くのフェスに出演。そして2010年7月には4年振りのアルバム「サハリン・ロック」を発表し、国内でのツアーのほか台湾、ネパールで公演。11年春にはOKIx内田直之による同タイトルのダブミックス作「Himalayan Dub」をひっさげ全国13カ所でツアー。また、ランキン・タクシーとのコラボ曲『誰にも見えない、匂いもない2011』をDIY HEART(東日本大震災 義援金募集プロジェクト)で限定リリース。2011年は他に、ロシア、台湾でのツアーを予定。

→ OKI DUB AINU BAND/SAKHALIN ROCK (PV)
→ ランキン・タクシー& ダブアイヌバンド
 『誰にも見えない、匂いもない2011』(PV)

MAREWREW(マレウレウ)

MarewrewPhoto

アイヌの伝統歌「ウポポ」の再生と伝承をテーマに活動する女性ヴォーカルグループ。さまざまなリズムパターンで構成される、天然トランスな感覚が特徴の輪唱など、アイヌROOTSのウポポを忠実に再現する貴重なアーティスト。

2010年、初のミニアルバム「MAREWREW」を発表後、活動を本格化。2011年に自主公演企画「マレウレウ祭り~目指せ100万人のウポポ大合唱!~」をスタートさせ、これまでUA、サカキ・マンゴー、SPECIAL OTHERS、キセル、オオルタイチ+ウタモ、木津茂理、細野晴臣を迎えた公演が話題となる。

また、SPECIAL OTHERSのコラボアルバム「SPECIAL OTHERS」に、アイヌの伝統歌「イヨマンテ・ウポポ」で参加。ほかにもNHK(Eテレ)の人気子供番組「にほんごであそぼ」への出演、ワールドミュージックの世界的な祭典Womad(UK)への出演をはじめとするヨーロッパ公演など、国内のみならず海外でもその活動が注目されている。

2012年8月には、待望のフルアルバム「もっといて、ひっそりね。」(プロデュース:OKI)をリリース。現代的なアレンジを織り込みつつも伝統的なウポポの魅力を凝縮した作品は、各方面で高い評価を受けた。

マレウレウはアイヌ語で「蝶」のこと。

[メンバー:Rekpo、Hisae、Rim Rim、Mayunkiki]

→Marewrew@SHIBUYA O-WEST '09.8.6

UMEKO ANDO

UmekoAndoPhoto

フシココタン出身、幕別町在住。アイヌ語で歌を意味するウポポとムックリ(口琴)の名手。幼少時代からアイヌ語や伝統的な文化に親しみ、現在では帯広地方におけるアイヌ民族文化の代表的な継承者の一人。 帯広アイヌ語教室の講師として指導にあたり、帯広カムイトーウポポ保存会の中心メンバーとして活動。83年幕別町文化奨励賞を受賞。 95年にCD『ムックリと安東ウメ子』(幕別町教育委員会)を発表。オキのセカンドアルバム『ハンカプィ』への参加で、伝統の中にも揺るぎない個性を感じさせる独特の歌唱が注目を浴び、オキのプロデュースで2001年に発表したソロ作『イフンケ』、2003年の『ウポポサンケ』は数多くの評論家やアーティストに絶賛され、数々の媒体でその年のワールド・ミュージック部門“ベストアルバム”に選出された。「アイヌ音楽はリズムと即興性」が持論。さまざまなジャンルのアーティストとのコラボレーションにも意欲的で、現代と積極的に交わる姿勢を忘れない。

[訃報]
2004年7月15日、安東ウメ子さんが逝去されました。 これまで様々な形で応援して下さった皆様、本当に有難うございました。

TONKORI

tonkoriPhoto

トンコリはカラフトアイヌに伝わるアイヌ民族唯一の弦楽器。胴が細長く平べったいため、内部で音が増幅されにくい。弦楽器としては、あまり効率の良い構造ではない。しかしその構造こそがトンコリの音色に不思議な倍音成分を加えている。また、きちんと音の出ないところがトンコリを神秘的で謎めいた存在にしているようだ。そのトンコリサウンドにやられたファンも多い。 5本の弦はすべて開放弦で、ギターのようにフレットを押さえて音程を変化させることができない。和音を構成するには、これまた不向きな作りである。つまり演奏者は5本の弦が発する5色の音をリズムによって刻み、奏でるほかない。弦楽器でありながら、リズムをいかにして生み出すかが演奏上の重要なポイントになってくる。 トンコリの伝統曲は、最大5つの音から構成されるきわめて単純なフレーズの繰り返しだ。オキはステージで、この単純なフレーズをひたすら繰り返す。だが、単純であっても単調ではない。たった5つの音の組み合わせの中に、明らかに西洋音楽とは異質の−−そして日本の伝統曲とも別種の−−個性が光っている。 トンコリの原材料はエゾマツやオンコ(イチイ)を使い、弦はもともとシカのアキレス腱やイラクサを細かくよって作られていたが、昭和30年代にはすでに三味線の糸に取って代わられていた。トンコリは女体を模している。てっぺんが頭、糸巻きが耳、天板に空いた穴がヘソ、胴の裏側の弦を止めてある部分は尻。弦の付け根の穴を覆う逆三角形の小さな毛皮は陰毛を表している。

CHIKAR STUDIO

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